Qあなたの精神科受診歴と、正式な診断名を教えてください
私が初めて精神科にかかったのは、高校二年生の頃です。高校に入学してからますます深刻に人間関係で悩むようになっていた私は、「三泊四日の修学旅行」に行くのがとても嫌で、そのことを考えていると学校にも通うのが辛くなり、そのとき初めて自分の親や担任の先生に、自分自身のことを相談しました。
それをきっかけとして、高校の保健室の先生が私に「社交不安障害」や「うつ病」などの資料を渡してくれて、私はそれを見て自分に当てはまるところがあると感じ、精神科を受診することに決めました。そして、正式に「社交不安障害(SAD)」という診断をもらいました。
高校卒業後、今度は初めてのパニック発作を経験しました。一番初めてのときは夜中で、私はなんとか近くに住んでいた母親に自分の異常を伝え、車で夜間もやっている病院へと運んでもらいました。
そこで心臓などの体の異常がないかを調べましたがなにも異常はなく、先生には「過呼吸発作」だと言われました。
翌日、近くの精神科(入院もできるような大きなところ)を受診し、そこでソラナックスという抗不安薬を数回分もらい、それきり終わりました。
それから現在まで、なぜか毎年冬になると過呼吸のような「息が苦しくなる」発作を起こすようになりました。しかし特に定期的に通院するということはなく、済んでいます。
去年の暮れから今年の初めに(2015年から2016年にかけて)、2度そういう「発作系」で緊急搬送される大事になってしまいました。そのときちょうど「肺炎」を患っていて、それがきっかけになったようで、ただでさえ肺炎の咳と痰で息苦しいところに、「過呼吸」の苦しさが加わったので、大げさですが本気で死んでしまうかと思いました。
二度目の緊急搬送を経験することになった日、私は深夜2時頃家で発作で苦しんでいて、家族がそれに気づいて夜間の病院へ連れて行ってくれていました。そこには内科の先生がいて、私の状態を診ると点滴をうってくれたのですが
、その間も私の息はどんどん苦しくなり、ついには窒息するような状態になり、意識がもうろうとしてしまいました。
先生や家族が私の名を呼んだり、腕をつねっているのは分かるのですが、息ができないのと目が開けられないのと、恐怖感と苦しさからか、でなぜか体を自分の意思で動かすことができずに、それに答えることがまったくできませんでした。
しばらくして気がつくと、私の目の前には血だまりがあり、私はいつの間にかベットから転げ落ちていたようでした。後で家族にきいた話ですが、私は苦しさのあまりじっとしていられなかったようで、暴れだし、床に落ちたようでした。そのとき、点滴の針が抜け、血が飛び散ったそうです。
内科の先生は、救急車を呼んだようで、私は訳が分からないまま気がつくと救急車の中、隊員の人に「喉に痰が詰まって息苦しい」と必死に訴えました。隊員のかたがカテーテル?のようなものを使ってくれて、肺炎からくる痰は取れ、喉はいくぶんか通るようになったはずでした。
しかし、私の息苦しさと混乱した精神は治まらず、結局その後以前受診した大きな精神科へ運ばれました。
そこで、詳しい名前はよくわからないのですが、精神を安定させる注射を打ってもらい、私はようやく正気に戻りました。いつの間にそんな時間がたったのか、外は明るく時計をみると朝の7時でした。
注射を打ってもらうとき、私は完全に意識を失っているようにみえたのか、女医さんが「肺炎って…体の異常だったとしたら、こんなの打って、コロっていっちゃったらどうするの?」的なことを話しているのが聞こえてしまったのはただの笑い話ですが(´・ω・`)
その病院で、私の家族は私の状態について話を聞いたそうです。精神科の先生や看護師さんがいうには、「一度、ちゃんと通院して治してあげたほうがいい」「一生かかっても治らないかもしれない」だそうで。
その後、肺炎が完治した後も体の体調の悪さが続いたので、総合病院へ行き、体の異常がないかを検査しました。脳、心臓、甲状腺…。しかし異常は見つからず、晴れて(?)「パニック障害」だと結論づけられました。
それから2カ月ほどは、しょっちゅうパニック発作を起こしていたので、病院でもらった薬で対処していました。けれど結果的に、精神科へは通院しませんでした。それで済んでしまいました。
以上です!