あどどきす法の使い方


さて、「法」などと随分大げさな呼び方をしておりますが、要はポイントの覚え方と、実際の対話の場面での思い出しかた・使い方の順を示したものなのです。


「あ・ど・ど・き・す」とは、これから各ページで説明します「対人の場面でのやり方のヒントの頭文字」でして、基本はこういう順番で意識して使うといいよ、という順に並べています。


……まぁ、言ってしまえば、私自身が、このように覚えて使うのが一番やりやすかったので、このようにしているだけでして、他にもっと覚えやすいやり方があったり、かえってこのようにしないほうがいい、というかたもいるかもしれません。そうしたら、やっぱり自分のスッキリいく方法がベストです。



以下、私の場合の内容になりますが……


まず、今実際の対人の場面にいると過程して、一番始めに意識することは「あ」のヒントです。

「あ」は、人に会う前に意識して練習しておくのが一番いい内容です。


そして、「あ」で人に話しかけるところまで進んだら、次に1個目の「ど」か、2個目の「ど」、どちらかを使って相手に具体的な話を振ります

ここで「ど」がわざわざ2つに分かれているのは、「ど」がけっこう雑談苦手さんには味方になってくれて、なおかつ口下手でも簡単に使えるものなので、しっかりと思い出せるようにあえて分けているのです。


「ど」から始まる重要なヒントは2つあるのですが、一緒に一つの「ど」として覚えてしまうと、万一咄嗟にどちらか一方の存在を忘れてしまったら、実際の雑談の場面でやりにくくなってしまうと思います。


そして、相手の受け答えに対して、更に「ど」で応えたり、または次の「き・す」を使って会話を進めたり膨らませたりしていきます。



実際の会話のときに、私は心の中で何度も「ど、ど、き、す……ど、ど、き、す……」と繰り返します。そうすることによって、相手の発言に対してより瞬発的に応答しやすくなります

(「あ」は対話に臨む前に意識しておく。)


これには多少の練習も必要ですが、一度身につけて「癖」にしてしまえばこっちのもの


「ど、ど、き、す……」と唱えることが、一種の安心毛布のようになってきて、対話場面での不安を減らしていくこともできます


(何度も何度も同じ言葉を繰り返し唱えていると、いわゆる「瞑想状態」になりやすいそうで、脳波もα派になってリラックスし、極度な緊張が取れやすくなります。ただ、会話場面ですぐにこのリラックス状態になるには、普段から一人のときに言葉を唱えて落ち着く訓練をするといいかもしれません。)



このような感じで、私は「あどどきす」という言葉を使って対人に挑んでいるわけですが、例えば、わざわざヒントのすべてを毎回思い出さなくても、「自分に足りないもの」だけを意識しておくだけでも効果があると思います。


記事を読んで、自分には「共有する意識」が足りていないと感じたら、まずはそれだけ覚えておいて、対人に挑んでみる

これだけでも、多少対人がしやすくなるかもしれません。試してみてください。



「あどどきす法」のページは、随時追加予定です。ヒントはあと少し増えますが、まるまるすべてを毎回思い出す必要はなく、例えば「す」だったら、「すごい!」のヒントだけを使おう、と決めてもいいです。


あなたが対人をやりやすくなることが一番の目的ですから、オリジナルに実際の場面での使い方を考えてくださって大丈夫です。


とりあえず私は、「あどどきす」を対人場面での安心毛布にしているので、ご紹介してみました。


それでは、さっそくはじめてみましょう!



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