最後に……

きっと大丈夫!


…さて、これで「あどどきす法」のヒントをすべて終えました。


あとは、これを使って、まずは自分一人で何度もイメージトレーニングをして、体に「感覚」を染みこませましょう。


あなたは、私が「最低限の雑談」をクリアするために使った方法を、もう全て知っています。


いままで極度の「コミュ障」であったのなら、今では少し、以前のあなたよりも「雑談」の雰囲気について分かってきているだろうと思います。

あとは、何でも「気楽に練習」です。

家で一人でいるときにイメージトレーニングをして、家族が身近にいれば家族との会話のときに「セリフの形」などを意識してみて、慣れてきたらいよいよ外でも実践です!


ただ、はじめから完璧にうまくいく、ということはなかなか難しいので、例えば緊張のしすぎで頭が真っ白になってしまって、なにも言葉がでなくていつもの「ドゥフフw」に戻ってしまったとしても、あまり落ち込まないでください。


「だめでもともと」「別に練習だし、変に思われてもいいや」という気持ちで、挑んでください。


私は、人とのコミュニケーションに慣れるために、就職をする前に2年間接客業のアルバイトをしました。あえて「人と雑談する機会をたくさん持てる場所」に自分をおいて、練習していこうとしたのです。


アルバイトに就いてすぐのうちは、「あの人、何考えているかわからない」とか、「絡みにくい」とか言われてしまっていましたが、「もういままでさんざんそういう目にあってきてるし、もう今更落ち込んでもきりがないや」と諦めたのがよかったようです。


アルバイトをしている間、他の人の雑談を観察したり、書籍を買って勉強したことを実際に試したりしているうちに、いままで紹介させていただいた自分なりの法則、「あどどきす法」が完成しました。


「あどどきす法」の記事で書いてきた通りのことを仕事の場で実践していったら、次第に人間関係もよくなりました。会話していて「楽しい」という感覚も知れました。そしてなにより、対人関係のストレスが減り、毎日がそれまでと比べてとても「ラク」になったことが、一番のよかった点です。


「雑談ができない」などの悩みがあると、どうしても学校とか、職場で、ストレスを感じることが増えてしまいます。そんな人にとって、「最低限の普通の会話のやりとり」ができるという自信が少しでもつくだけで、その人の生活は劇的にラクになります。


「人と話すことが好き」「それ自体がストレス解消になる」というタイプの方には、いまいちピンとこないかと思いますが、それほど、「空気が読めない」「雑談ができないから浮いてしまう」という悩みは、本人にとって深刻なのです。


私も、引きこもり時代は自信がなくて、死にたくて、辛かった。

けれどもアルバイト時代に得られた「少しの自信」のおかげで、いま、楽しく生活できています。


どうか悩んでいるあなたにとって、一つでも有用なヒントになる内容がありましたら、これほど嬉しいことはございません。


私は、いまだに「会社の飲み会」が大嫌いです。「みんなの話の盛り上げ役」にはなれません。

それでも、最低限その場に溶け込んで、「ストレスを極度に感じることなくそこに居る」ことは可能です。


「会話大好き」になれなくても、最低限学校や仕事で困らない範囲でやりとりできれば、いいじゃないか。

そうすれば、社会生活で困らないし、本当は人といるより、一人で何かをしているほうが好きだし。


…それでいいんです。

「自分の感性」は間違ってない。ただ、完全に「素のまま」だと浮いてしまうから、最低限大多数のやり方にあわせるだけ。


そんな感覚で、「あどどきす法」を利用してもらうのが、一番いいと思います。


拙い文章でしたが、ここまで記事を読んでくださり、ありがとうございました。


あなたのよりよい生活に、役立ちますように!

成功を祈ってます!